事業形成ストーリー。
スリースノー事業部は家庭用と業務用の2つがあります。提供している品物はかなり異なります。売り先にいたっては全く異なり被ることがありません。さて、この2つはどうして今の状態になっているでしょうか。
遡れば、それなりに前になります。もとは、スリースノーに発注していた商社が1社いたのです。ここが家庭向けの商品を販売し、スリースノーが製造を請け負っていました。この商社さんがビジネスをたたむことになり、スリースノーに対して今の販売も含めて事業継承の依頼があったことがきっかけです。
重要だったのは、業務用と家庭用で販売先が全く被らない点にあります。業務用の販売は、基本的に燕の地域商社に依頼しており、既存ラインナップに関しては自社販売も行なっていませんし、これから行う予定もありません。今後、自社販売を検討することがあっても、既存ラインナップとは全くことなるサービスや商品においてのみ、ということになるでしょう。このスタンスを逸脱することのない家庭用商材に関して、我々は事業を行うことをよしとすることができたのです。
また、もともと東京にあった会社だったことから、スタッフ面でも都内での営業がメインになると考え九段にオフィスを構えたという経緯があります。
コロナ禍によって。

簡単にいえば、家庭でもプロの道具を使いたいという傾向が増えていたり、プロの世界でも家庭向けのアイデアが好まれるというケースがちらほらふえてきました。これも、コロナ禍で顕著になりつつあります。
このあたりに、スリースノー事業部の先の未来に対する戦略の欠片を感じています。クッキングの世界にもIoTや、科学や、数学といった分野が流れ込み、テックカンパニーの匂いを強めた企業やサービスがどんどん登場する今、わたしたちの事業部がもつ新しいポテンシャルに注目しています。