佑馬がゆく -1-

工業部会に参画

燕にある商工会議所、ここに工業部会が存在しています。会員数は約1000社。大半は個人事業主ですが、燕においては最大の団体と言っていいでしょう。この会の意思決定を担っているのが、正副部会長の面々。部会長1名、副部会長約10名で成り立っています。任期は3年。毎月1回会合があり、そこで議論されている内容は千差万別。たとえば、すでに燕ではある程度定着した燕版ISOである、TSOの発案や構築もこの部会にて行われました。新越ワークスの前社長である山後春信は、3代前の工業部会長であり、TSOの主導など精力的な活動をしてきたことで知られています。

さて、この部会に参画するには、正副部会長などからの推薦を受ける必要があり、3年ごとに顔ぶれが変わることも多々あります。現在はちょうど新しい工業部会長が就任したばかりで、部会の顔ぶれも大きく変化しました。新越ワークスの現社長である私は、3年前より副部会長を拝命し、新しい工業部会においても副部会長を継続して拝命しています。参画していつも思うのは、やはり刺激が多いことですね。

工業部会は、公的な立ち位置での議論になるので、自身の会社のことを優先することはできません。しかしながら、では我々が市役所や議会が行なっているような公的な考えや、日常的な業務に従事しているかと言われれば、もちろん否です。自分が結論として考えているのは、やはり自社や自己のことを一生懸命考えること、そして、それを追求していくと、自社や自己は地域がなければ成立しないですし、関係するすべての人たち、先人たちあってこそ成立しているのだという普遍の事実があるということです。つまり、自分たちのことを考え抜いていき、自分たちにのみメリットがあることではなく、自分たちにもメリットがあることは何かをしっかり捉え、部会のような場所を活かして広く地域社会に提案していくことが私たちの役割なのだと考えています。

変に「地域のため」と考えれば、会社にとってのメリットにはつながらず、一方で、会社のためで考えすぎても地域のためにはなりません。だからこそ、「地域に生きる法人、個人のため」になることを考えていくことで、会社にも地域にも個人にもメリットがある方法を一生懸命考え抜く。これで、自分が会社に使うべき時間を工業部会に使うことでも、会社のためになることであるとすっきり考えられるようになりました。私たち新越ワークスに関係するみなさんもまた、同様に考えながら、会社にいる時間が地域のため自分のためだと言い切れるようなものにできるよう、取り組んでもらえることが重要なんだと考えています。

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